ラーメン専門店「一福」

ichifuku.jpg車で移動の道すがら、足回りがあまり良くないせいもあってなかなか訪れる機会の得られなかった「一福」さんにお初です。13時ちょい過ぎで、すんなりと着席できました。町場のラーメン店然として、気取らない佇まいに和んでしまいます。券売機のボタンを見ると、味噌の他に塩も醤油も、さらには「カレーつけめん」なんてのまであって迷わせますが、ここは素直に「味噌ちゃあしゅう麺」とします。如何にもコクたっぷりの見栄えをなぞる様にスープを啜ってみると、意外にあっさりとして少し物足りないような気もする。でも、なんか懐かしい思いを抱いでしみじみしてしまう、そんな一杯だね。ところが終盤になって、スープの濃度がしっかりしてきた。湯切りが甘いとは思わないけれど、もっとどんぶりの底のスープや味噌ダレと麺を良く絡め馴染ませた状態で出してもらっていたら、も少し第一印象が変わったかもしれないな。あれ?そんなことを思いながら、また食べたくなりつつある自分もいる。不思議な奥深い魅力を備えているのかもしれないな。「一福」には、 酒粕を使ったという「囲炉裏麺」、「ナンプラーのつけ麺」などからも、新しい味の研究にも余念のない姿勢が窺えます。そして、女性客も多く、地元の常連さんにがっちり支えられているように映るのは、おかみさんの人柄が醸す雰囲気によるところも大きいのかもしれませんね。 「一福」 渋谷区本町6-6-4森田マンション1F 03-5388-9333
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