らーめん「三歩」

sanpo.jpg南武線を利用する機会が何度かあって、初めて「稲城長沼」なる駅に途中下車してみました。目指すは、川崎街道沿いにある「三歩」さんです。立派に場末感漂う駅周辺から店舗疎らな街道へ。水中観光船のような丸い窓とその朱色の壁に提げられた「名古屋コーチン」「自家製麺」「無卵麺」「天然和風だし」などと記した札が印象的なファサードを見せています。カウンター左隅へ。しょうゆにしおにつけ麺、そしてあぶら麺(あぶらそば)に魚濃出汁(こいだし)などバラエティに富んで、しかもそれぞれにやる気と自信に満ちたメニューだと感じさせるラインアップだ。きょろきょろと視線を彷徨わせて迷う。季節限定「和風秋刀魚らーめん」なんてぇのもあるぞ。う~んと。今日のところはスタンダード気味の「しお味 海老入りわんたん麺」の細麺にしてみます。歪みで変化をつけた焼き物のどんぶりには、トロリと白濁したスープに、白きくらげ、煮玉子、これまたトロリとしたちゃーしゅーなどが浮かんでいます。スープは見た目以上に脂が強くしゃきっとした細麺に絡んでくる。塩気は抑えめで旨味がドンと襲うタイプではなく、どちらかと云うとじわじわっと味わう。他に同じものを想起できない独特さが微妙だ。ところが後半になってすっかりしんどくなってきた。調子こいて頼んでしまっていた「ちゃーしゅー丼」完食までは至れそうもない。いよいよ脂を消化する機能にはっきりとした衰えがみえる。うう。例えば家系が苦手になってしまったのも、家系のラーメンが悪い訳ではなくて、やっぱりコチラのコンディションの問題なんだよね。 「三歩」 稲城市大丸640-12 042-378-0661
column/01651

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