焼鳥・小鳥焼「栄一」

eichi.jpg八重洲界隈、「伊勢廣」と同じ筋にある「栄一」に寄ってみました。縄暖簾の手前にぶら下っている品書きによると、ランチメニューは「焼き鳥どんぶり」と「親子どんぶり」の二品のみのようです。焼台前の白木のカウンター一番奥に座り込んで、「焼き鳥どんぶり」をお願いしました。入れ替わり訪れる客の八割方がその注文のよう。焼台には絶えず注文に応じた串が載せられ、回されしています。比較的きりっとしたタレに浸ったつくね、あくまでもコリコリとした砂肝、まったりとしたレバー、粗塩しっかりでふっくらとしたうずら、そして柔らかしっとりの正肉。それぞれに悪くはないのに、トキメキがないのはどうしてだろう。ふと思うのは、焼き鳥でご飯、という取り合わせにそもそも合点がいっていないのではないかということ。そうじゃないだろ、お酒だろ、と考えている自分がいるみたいだ(笑)。そういえば幾度となく通っている茅場町「宮川」では、「唐揚げ」ばかりだものな。お隣が注文まれた「親子どんぶり」をチラと見ると、すっかり火の通ってしまったちょっと色の悪い玉子とじのようなトッピング。「焼き鳥どんぶり」に人気が偏るのが分かるような気がします。 「栄一」 中央区京橋1-5-1 03-3281-6578
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